
二年ぶりにおおさかシネマフェスティバル2014に参加してきました。
朝9時過ぎ、会場の大阪歴史博物館に到着。

9時半開場はありがたい!
今回ゲットしたチケットは前から4列目と映画祭を存分に楽しめる距離です。
前2列は報道関係者用になっていて表彰式までは空席のはずです。
10時開演で、前身の「映画ファンのための映画まつり」から実行委員長を務める高橋聰氏の挨拶が始まりました。
映画評論家でありつつ、いつも映画ファンの視点から話されるスピーチは、毎回面白くてためになります。

オープニング上映は脚本賞を受賞した「旅立ちの島唄~十五の春~」。
主演の三吉彩花さんは、先のヨコハマ映画祭で最優秀新人賞を受賞しましたね。
映画は順撮りだったのかどうか知りませんが、ヒロインを通して彼女自身の成長も垣間見た気がしました。
上映後、1時間のお昼休み。
今回手荷物が多かったので、外出は控えることにしました。
1階のロビーで軽食をとっていると到着したばかりのゲスト、原田貴和子さんのお姿を拝見しました。
身内の方々と談笑されていたので、挨拶は控えることにしましたが。
周りは主演男優賞の高良健吾さんの到着を待っている女性ファンで目立っていましたね。
午後の部開始15分前にロビーを離れました。
13時からベストテン発表と表彰式が始まりました。
司会は関西ではお馴染みの浜村淳さんです。
ベストテンの発表です。
外国映画部門の第1位は「ゼロ・グラビティ」でした。
本国から招待することはありえないので、配給会社の担当者が登壇し、アルフォンソ・キュアロン監督から届いた受賞コメントを代読されました。

浜村さんからは、「出てるのはたった2人ですよ。ギャラ2人分だけ。制作費差し引いても、そりゃ儲かったでしょう!」と突っ込まれていましたよ。
そして日本映画ベストテンの発表。
第1位 凶悪
第2位 ぺコロスの母に会いに行く
第3位 舟を編む
第4位 かぐや姫の物語
第5位 横道世之介
第6位 永遠の0
第6位 さよなら渓谷
第7位 嘆きのピエタ
第8位 風立ちぬ
第8位 そして父になる
第10位 藁の楯
とベストスリーはキネマ旬報、ヨコハマ映画祭と同じ結果となり、映画祭の意味合いがあるのかと思いたくなるが、
零戦関連の「永遠の0」と「 風立ちぬ」に、「かぐや姫の物語」のスタジオジブリ作品がダブル受賞と大阪の映画ファンらしさが出たことも事実。
私は「風立ちぬ」を観ていないが、「かぐや姫の物語」は水墨画タッチで、活発なタケノコ、凛としたかぐや姫の表情やしぐさをあそこまで表現したのは凄かった。
個人賞の方々。
主演女優賞 赤木春恵
主演秀男優賞 高良健吾
助演女優賞 原田貴和子
池脇千鶴
助演男優賞 小林薫
新人女優賞 咲世子
新人男優賞 吉岡竜輝
監督賞 田中光敏
脚本賞 吉田康弘
撮影賞 笠松則通
音楽賞 GOMA
新人監督賞 西尾孔志

なんといっても主演女優賞の赤木春恵さんが、表彰式に出席されたのが嬉しい。
少し前に転倒されて、本当に車椅子で登壇された赤木さん。
やっぱり私には桜中学の校長先生役が頭から離れません~。
「坂本先生!」ってセリフが頭をよぎります。

主演男優賞の高良健吾さんはキャップを少しずらしてかぶり、一見今風の兄チャンって感じの風貌。

助演女優賞の原田貴和子さんは艶やかな着物姿で登場。
デビュー作「彼のオートバイ、彼女の島」(大林宣彦監督)では、第12回おおさか映画祭・主演女優賞を受賞しています。
時の流れを感じます。

もう一人の助演女優賞は池脇千鶴さん。地元大阪出身ですね。
彼女は元々三井のリハウスガール出身で市川準監督に見出され、1999年「大阪物語」でデビュー。
同作品で第25回おおさか映画祭・最優秀新人賞。ご本人はそのことをさっぱり覚えていないとか?

助演男優賞の小林薫さんは、主役も脇も張れる日本映画にはなくてはならない存在。
司会の浜村さんとは同じ京都出身ということで、話もはずんでいました。

新人女優賞は咲世子さん。受賞作品は「ソウル・フラワートレイン」
大阪出身の元モデルさん。
2009年の「クローズZERO」を始め、「ランウェイ☆ビート」「ツナグ」など話題作に出演している。

新人男優賞は吉岡竜輝さん。受賞作品は「少年H」
松竹芸能所属。子役でデビュー後、NHKの朝ドラ「カーネーション」で注目され、「浪花少年探偵団」にも出演。
映画「少年H」で第38回報知映画賞新人賞、第87回キネマ旬報新人賞、第37回日本アカデミー賞新人俳優賞と新人賞を総なめ。
以上が個人賞の俳優部門。

でも私の今回のお目当ては…。実は撮影賞の笠松則通さんだったのです。
そう、あの伝説の映画「狂い咲きサンダーロード」の!

笠松さんが表彰時に、サプライズゲストで阪本順治監督が駆けつけました。まあ監督の実家は大阪ですけどね。

すべての表彰式終了後に記念撮影が行われました。
この後14:40より「ペコロスの母に会いに行く」が上映され、おおさかシネマフェスティバルは無事終了したと思います(というのも笠松さんに会うため、今回の「ペコロス…」はパスしたのです)。
ブログランキングに参加しています。
この下を↓

プチッとクリックお願いします!
スポンサーサイト