

サブタイトルに「東映京都の男たち」と名売った企画だけに、京都みなみ会館で行われるオールナイトを泣く泣く断念。
出演は、杉作J太郎氏の著書でもお馴染みの牧口雄二監督と、土橋亨監督。
そして、女優の岡元あつこ氏、弁護士の角田龍平氏。
角田氏の奥さんの旧姓が土橋。つまりは土橋監督の義理の息子ということ。偶然の産物。
角田さんは司会進行みたいなポジションで良かったです。親子じゃやりにくいでしょうしね。
第1部では、両監督の東映京都に入った経緯から、制作中のエピソードなどが怒涛のごとく披露される訳なんですが、やはりトークだけでは(その作品を観てる人にしか)物足りない感じがする。
最前列のセンターで観ていたこともあって、角田さんにここぞとばかりにロビーカードを差し出した。
「ウォー!」と会場がどよめく。
それまで、回想してポツポツと話していた牧口監督のギヤが入りました!
岡元さんも、拓ボンを見て思わず微笑。

話題が「牛裂きの刑」に入ると、すかさず角田さんにポスターを出す。
またも「ウォー!」。
岡元さんがポスターに記された数々の刑罰を読み上げます。それを真剣な眼差しで聴いているJ太郎氏。
杉作さんの仕事場にも、このB2ポスターが飾られているそうです。

牛裂きの刑の撮影トリックを解説する牧口監督。
撮影エピソードでは、手配された来た牛が仔牛で、全く迫力が出ない。結局返す訳にもいかなくて苦労したと。
ここで小休憩。
両監督はステージ上で飲みながら談笑されていたが、私も最前列と言うことでその場で休憩。
土橋監督が第1部で「助監督時代に、唯一お小遣いをくれたのが小沢茂弘監督」と話されていたことを思い出した。
ふと自分も就職祝を小沢監督に頂いたことを(その祝儀袋もロビーカードと共に持参していたので)思い出し、突然土橋監督に祝儀袋を見せてご挨拶をした。
隣りで座っていた女性はキョトンとしてその光景を見ていたが、休憩タイムなのでかんべんしてね。
当然(お前は誰だ、何者だと)、一瞬驚かれた様子でしたが、(小沢監督が)東映を去られてから親しくさせて頂き、結婚式も参列して下さったので、私に取って小沢さんは恩人なんですよ」との想いを話しました。
その後、小沢監督の話しをして頂きましたが、ここでは割愛します。
助監督にはチーフ、セカンド、サード、フォースと段階があって、小遣いもチーフが配分していたそうです。
それに因んで、土橋監督に「ちなみに祝儀袋の中にはいくら入っていたと思われますか?」といやらしい質問をぶつけ、図に乗ってきた自分に気が付いてきたので、話題を牧口監督へ。
「坂口祐三郎(写真を取り出しながら)氏はデビュー時に牧口徹と名乗っていた訳ですが、牧口監督の姓と何か関係があるんではないかと、前から思っていたんですけど…」。
「そうそう当時新入りだから、お互い東映の寮にいた訳ね。
私の後からトオルが入寮して来たから、新入りは一番奥の部屋。
私の部屋を通り過ぎないと自分の部屋に辿り着かないから、牧口(の部屋を)通る(トオル)→牧口徹になったの、ホント」。
これだけでも、今日来た甲斐がありました。大収穫です。
第2部では、土橋監督が保存されていた当時の台本、牧口監督からはスチールなどをプロジェクターで拡大をして解説。
気が付けば3時間にも及ぶ、イベントとなっておりました。
出演者の皆さんに確認が取れないのでUP出来ませんが、出演者じゃないのに記念撮影の輪に入れて貰いました。
何て温かい人達なんだ!
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なるほど、みなみ会館に来られなかったのは、そう言う事だったのですね。
中野さんの方は、トークが炸裂していました。
クレージーも面白かったですよ。
では、又 お会いしましょう。